めざせ!指人形マスター

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ウルトラマンメビウス 登場

今月発売の雑誌から、新ウルトラマン「ウルトラマンメビウス」の情報が公開され始めました。
4月8日夕方スタートのようですね。(CBCの公式ページをどうぞ)


番組の説明によるとメビウスは宇宙警備隊のルーキーで、怪獣の再来に伴って地球に派遣されるようですが、劇中ではウルトラマン80から四半世紀が経過しているという設定のようです。
どうやらウルトラの父が登場するようですが、宇宙警備隊大隊長としてメビウスを直接指導なさるのでしょうか。

ただね、宇宙警備隊の設定はゼアスでも使っていたし、だいたいネオスではゾフィーが登場していたではないですか。
無視はひどいなぁ。いくら劇場版&OVAだったといっても・・・

それともう一つ気になることが。
このメビウスの第2期ウルトラシリーズのような路線は既定のものだったのでしょうか。ネクサスの営業的な失敗をうけて大幅に路線変更したものなのでしょうか。

というのも、ティガ、ダイナ、ガイア、コスモスと続けて描かれていたのは、ウルトラマンというものが、単なる守り神ではなく、人間とともに存在するものであり、人間の考え方一つで、善にも悪にもなれるという思想だったと思っているからです。

それが結集したのがコスモスであり、最終回の「真の勇者は君だ」というコスモスの台詞の中にすべてが詰まっているような気がしています。

この暗黒面を正面から描いたのがネクサスであって、あまりにも正直に描きすぎたことが子供たちから反発をくらったのだろうと思います。

その反動でつくられたマックスによって、ウルトラマンはまた神に戻ってしまいました。戦い方という意味ではなく、人間(カイト)とマックスとの立場という意味で。
それでもまだ、他のウルトラマンがほとんど登場しなかったことで、初期のウルトラマンのようなノスタルジックな雰囲気を味わうことは出来ました。ところが・・・

最新作のメビウスでウルトラの父が登場し、これで他のウルトラマンも頻繁に登場するようなことがあると、また集団ウルトラマン対集団怪獣といったシーンも登場するのでしょうし、それに伴って、せっかく描けるようになってきた隊員たちのドラマがおろそかにされてしまうのではないかという懸念がどうしても頭をよぎります。

さらに、メビウスが宇宙警備隊のルーキーであるという点から「ウルトラマンの成長」も描かれるようです。いかにも他のウルトラマンが出やすい設定ではないですか。

ティガ以降の人間ウルトラマンであれば成長もいいでしょう。
しかし、他の星からわざわざ地球を守りに来てくれている神としてのウルトラマンであれば、成長していく姿はあまり見たくありません。最初から強いウルトラマンであってほしいのです。

いずれにしても、何かに媚びたような中途半端なウルトラマンにはしないで欲しいと強く願います。

mebius.jpg
写真は「HYPER HOBBY 2006年4月号 p13、p15」からの転載です
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