ウルトラマンは1966年から全39話が放映された。 護送中に逃げ出したベムラーを追って地球にやってきた光の国の戦士ウルトラマンは科学特捜隊のハヤタ隊員が乗る小型ビートルと衝突し、ハヤタ隊員を死なせてしまう。責任を感じたウルトラマンはハヤタ隊員と合体し、地球にとどまり科学特捜隊とともに怪獣と戦うことになった。40年以上続く人気シリーズの第一弾である。 |
宇宙怪獣 ベムラー |
第1話「ウルトラ作戦第一号」に登場。 宇宙墓場に護送される途中で逃げ出し地球にやってきた。宇宙を移動するときには青い球体に変形する。「悪魔のような怪獣」として宇宙では恐れられている。 |
宇宙忍者 バルタン星人 |
第2話「侵略者を撃て」に登場。 故郷の星を失い、宇宙船で20億3千万人の仲間と共に放浪していた。宇宙船の故障でたまたま立ち寄った地球の美しさに魅かれ、移住を決意する。科特隊隊員アラシの体を借りてイデやハヤタと交渉するが、断られたことに腹をたて、巨大化してウルトラマンと戦う。ウルトラマンには敗れたが、その後何度も地球を訪れるようになった。 |
どくろ怪獣 レッドキング |
第8話「怪獣無法地帯」、第25話「怪彗星ツイフォン」に登場。 巨大な岩を軽々と持ち上げて投げつけるだけの腕力が自慢。少々知能がたりないのか、岩を持ち上げた瞬間に攻撃されるとつい手を離してしまう。ウルトラマンに背負い投げを決められて敗れた。第25話に登場したものは「二代目」と称され体色が若干異なる。 |
えりまき恐竜 ジラース |
第10話「謎の恐竜基地」に登場。 元々はネス湖にいた恐竜の生き残りで、モンスター博士(二階堂教授)に飼育されているうちに怪獣化した。えりまきを取った姿がゴジラに酷似していることは有名。 |
脳波怪獣 ギャンゴ |
第11話「宇宙から来た暴れん坊」に登場。 人間の脳波に反応してなんにでも姿を変える石が、悪人によって怪獣へと変化したもの。 |
ミイラ怪獣 ドドンゴ |
第12話「ミイラの叫び」に登場。 洞窟から発見されたミイラ人間の咆哮によって目覚める。伝説の麒麟に良く似た姿で、ウルトラマンが馬乗りになって戦う姿が有名。 |
油獣 ペスター |
第13話「オイルSOS」に登場。 オイルを主食とする。もともと中近東に出没していた怪獣だが、科学特捜隊中近東支部の目を逃れて日本までやってきた。コンビナートであばれ大火災を引き起こす。 |
二次元怪獣 ガヴァドン |
第15話「恐怖の宇宙線」に登場。 ムシバ少年が土管に描いた怪獣の絵に宇宙線が降り注いで実体化した。最初は陸に上がった魚のような絵(ガヴァドンA)だったが、子供たちがより怪獣らしい絵に描きなおした(ガヴァドンB)。最後は子供たちの願いを聞き入れたウルトラマンが生きたまま宇宙に運ぶ。 |
宇宙忍者 バルタン星人 2代目 |
第16話「科特隊宇宙へ」に登場。 胸部のスペルゲン反射板が特徴でスペシウム光線を跳ね返すことができる。 |
凶悪宇宙人 ザラブ星人 |
第18話「遊星から来た兄弟」に登場。 自分のまいた毒ガスを自分で取り去り、友好的な宇宙人であるかのようにふるまう悪質な宇宙人。目つきの悪い「にせウルトラマン」に変身しウルトラマンを悪者に仕立てようとする。 |
地底怪獣 テレスドン |
第22話「地上破壊工作」、第37話「小さな英雄」に登場。 特に第22話では、地底人によって送り込まれた怪獣として夜間に暴れまわる姿が印象的である。 |
棲星怪獣 ジャミラ |
第23話「故郷は地球」に登場。 某国によって打ち上げたロケットの宇宙飛行士が、事故で不時着した水の無い惑星にいるうちに怪獣化したもので、地球には復讐のためにやってきた。ウルトラ水流で倒されるが、科特隊パリ本部のアラン隊員の情報でもとが人間であったことを知った隊員たちが最後に墓標をつくるシーンが印象的。 |
彗星怪獣 ドラコ |
第25話「怪彗星ツイフォン」、第37話「小さな英雄」に登場。 第25話では彗星ツイフォンとともに地球にやってきて、日本アルプスの山中に出現するもののレッドキングに倒される。第37話ではイデ隊員発明の新兵器「スパーク8」で木っ端微塵にされてしまう。指人形にまでなりながらウルトラマンとはまだ一度も戦っていない。 |
冷凍怪獣 ギガス |
第25話「怪彗星ツイフォン」に登場。 日本アルプスから出現した雪男のような怪獣。科学特捜隊の強力乾燥ミサイルで倒される。こちらもウルトラマンとは戦っていない。 |
古代怪獣 ゴモラ |
第26話「怪獣殿下 前編」、第27話「怪獣殿下 後編」に登場。 古代に生息したゴモラザウルスの生き残りとされ、ジョンスン島で発見された。大阪万博で展示するために日本につれてこられたが、途中で落下。大阪城を壊したことと切断された尻尾が自由に動き回ることで知られている。 |
三面怪人 ダダ |
第28話「人間標本5・6」に登場。三種類の顔を使い分けて一人なのに複数存在するかのように見せかける。そのほかにもいろいろな能力を持っているが戦闘能力だけは低い。地球には人類を標本にして採取するためにやってきたらしい。 |
伝説怪獣 ウー |
第30話「まぼろしの雪山」に登場。 もともと雪ん子(ゆきという名前の孤児)を救うために現れた怪獣だが、周りに迷惑をかけることからウルトラマンに攻撃されることになる。最後は雪山に姿を消す。 |
悪質宇宙人 メフィラス星人 |
第33話「禁じられた言葉」に登場。 暴力的な行為を嫌う宇宙人だが戦闘能力はウルトラマンと互角かそれ以上といわれている。科学特捜隊フジ・アキコ隊員を巨大化させなかば人質とし、弟であるサトル少年に「地球をあげる」といわせようとするなど、不思議な作戦で地球を侵略しようとした。最後は「宇宙人同士が争っても仕方がない」とウルトラマンとの戦いをきりあげて宇宙に帰る。…にしても「悪質宇宙人」はちょっと可哀想だねぇ。 |
亡霊怪獣 シーボーズ |
第35話「怪獣墓場」に登場。 怪獣墓場からロケットにしがみついて地球に来てしまう。空も飛べないくせに高いところからジャンプして宇宙に帰ろうとする姿が涙を誘う(ここで流れるBGMは名曲である)。最後はウルトラマンや科特隊の尽力で、ウルトラマン型(といっても配色だけだが)ロケットに縛り付けられ宇宙に帰る。 |
怪獣酋長 ジェロニモン |
第37話「小さな英雄」に登場。 怪獣たちのボスとされている。60匹もの怪獣を蘇生させようとするが、ピグモンの裏切りと科特隊の介入によって失敗する。手裏剣にもなる羽飾りが特徴。 |
宇宙恐竜 ゼットン |
第39話「さらばウルトラマン」に登場。 一兆度というすさまじい温度の火の玉をはきウルトラマンを倒した最強の怪獣。「ゼットン」ときこえなくもない声や、体中央部の発光体が点滅する際に聞こえる電子音が忘れられない。最後は科特隊のペンシル爆弾で爆破される。 |