ウルトラマンティガは全52話の放映だが、51話と52話については前後編として製作された。これは脚本家である「小中千昭氏のホームページ」からも明らかではあるが、50話についてもレナがダイゴの正体を知る(というより知っていることをダイゴに伝える)ことや、明らかにストーリーがつながっていることからも50話を含めて「最終三部作」と捉える方がふさわしいだろう。
商品のタイトルにもなっている「暗黒の支配者」では、世界中がゾイガーの襲撃を受けている中、超古代文明の遺跡が海中に姿を現し始め、TPC本部も闇に包まれようとしていた。かろうじてアートデッセイ号で脱出したが、一方で闇の支配者「ガタノゾーア」に戦いを挑んだティガだったが、その強さに苦戦する。そしてついに「ガタノゾーア」が放った光線がティガを貫き、ティガは光を失い石像になって海中深くに沈んでいくまでが描かれる。
とても30分間とは思えない、密度の濃いすばらしいストーリーである。 |