【永井豪について】
1945年生まれ。出身地は石川県。石森章太郎(当時)のアシスタントとして漫画家人生をスタートさせ、その翌年に発表した「ハレンチ学園」で一気にその名を知られるようになった。70年代に入りデビルマン、マジンガーシリーズ、ゲッターシリーズ(実際の原作者は石川賢)などのアニメ企画に参加するようになり、その地位を不動のものにしていくが、なにより彼の位置づけを決定付けたのは漫画版のデビルマンだろう。これはアニメ版と連携しつつ、彼独自の視点で物語が展開され、最終巻で見られた今までにない(そしてこれからもありえないであろう)ヒロインに対する残虐な仕打ちだと思う。
それ以前にもたとえば「あばしり一家」で主人公が裸のまま切り刻まれるというシーンがあるのだが、これはあくまでも幻想の中でのシーンで、覚醒することが可能であった。そんなことから、自分にとって「永井豪」と言えば《裸の女が切り刻まれる》というまるでハリウッドの二流スプラッタ映画のような印象が強い。もちろん漫画の可能性を広げたという意味で欠かせない人であるのは間違いないのだが… 余談であるがゲッターシリーズは石川賢、マジンガーシリーズは桜多吾作が好きである(どちらも残酷シーン満載なんだけどね…) |
マジンガーZ |
全高18メートル、重量20トン。兜十蔵博士によって作られた。孫である兜甲児が登場し、ロケットパンチやブレストファイヤーなどの武器を駆使してドクターヘル率いる機械獣軍団と戦う、一言では言い尽くせない憧れのロボット。 |
グレートマジンガー |
兜甲児の父である兜剣造によって作られた。マジンガーZを超える“偉大なる勇者”という位置づけのロボット。マジンガーZよりも高性能な武器を多く所有している。個人的にはマジンガーZほど好きにはなれない… |
デビルマン |
地球を支配するために使わされたデビルマンが人間である不動明の精神を取り込み、人間世界で生活するうちにヒロインである牧村美樹に恋をして彼女を守るためにデーモンと戦う(アニメ版)、不動明がデーモンの侵略から人類を守るためデーモンの勇者・アモンと合体した姿(原作版)と、アニメと原作で少々設定が異なっている。なお、アニメ版ではヒーローらしく、熱光線であるデビルビーム、岩くだくデビルカッター、地獄耳であるデビルイヤーなどの技がある。 |
シレーヌ |
原作版ではアモンの恋人であり、裏切られたことへの怒りといまだ消えないアモンへの恋心がうまく描かれている(パロディ版やトリビュート作品、OVAなどでは欠かせないキャラ)が、アニメでは第二話に登場するのみである。 |
ゲッター1 |
イーグル号、ジャガー号、ベアー号の3機のゲットマシンが合体する巨大ロボット。3機の組み合わせ順によってゲッター2、ゲッター3となる。ちなみにゲッター1は頭からイーグル→ジャガー→ベアーの順で合体する。ただし、合体というより「融合」に近く、おもちゃで再現するのはほぼ不可能であったりする。 |
デビルマンレディ |
デビルマンの設定を男女逆転させた設定の漫画の主人公。後にアニメ化もされたがこれもまた漫画とは設定が異なっている。漫画版では主人公である不動ジュンがデビルマンレディに覚醒してビーストと戦う。 |
不動 明 |
デビルマンに体をのっとられたり、デーモンの勇者アモンと積極的に合体したりするデビルマンの主人公。アニメ版で変身するときに毎回飛び散る服や、太いベルトを鞭のように振り回す姿が印象に残っている。 |