"ゴジラのいる情景の指人形化"を究極まで推し進めた結果、指人形ではなくなってしまったというのが、今回のシリーズであったような気がします。もちろん、このサイズでここまでディフォルメできるものか、という驚きは素直に感じていますし、同時にこのシリーズを名作として紹介することに異論はまったくありませんが、指人形コレクターとしては、若干の淋しさを感じてしまいます。いままで、ゴジラ指人形を紹介してきた結果として、ここに掲載しますが、今後同種のシリーズが発売されたときに同じように紹介する気になるかどうかは分かりません・・・ さて、ラインアップですが、1954年から2003年までに公開されたゴジラ映画から12本が選ばれています。発売形態はブラインドボックスですが、箱買いで揃えることが出来ました。 個人的な一押しは1984年のゴジラ。ゴジラが復活するといって話題になった作品です。同時に東京の高層ビルによってゴジラが埋もれてしまうのではないかと話題になりました。それを思い出させてくれる名シーンだと思います。 2番目は南海の大決闘。エビラの腕を食いちぎるゴジラは、なんて迫力があるのでしょう。 このシリーズの発売は5月ごろでしたが、2005年1月号のハイパーホビー誌には、1954年ゴジラのスモーククリアバージョンがおまけでつけられました。そのため、種類は全13種です。本文中の記事には「早く手元に置きたいと思ったアナタ、熱いリクエストをお寄せください」とありましたが、BANDAIとしても発売に不安があったのでしょうかね。 |