ゴジラ |
ゴジラは肉食獣を思わせる飛び出た口元、特徴的な背びれ、長い尾が特徴であるが、登場作品ごとに形状や大きさが微妙に異なり、「モスゴジ」などに代表されるニックネームがそれぞれにつけられている。 総じて昭和の作品(ゴジラが人類の味方だった時代)は丸っこい形状で、平成以降の作品(人類の敵として描かれたゴジラ)はとがったデザインが多く用いられている。 (ゴジラ全シリーズ) |
ミニラ |
ゴジラの子供というより同族とされているが、それにしてもゴジラとは異なる白っぽい姿をしている。顔も愛嬌があり、いつも微笑んでいるようでもある。自分ではゴジラのような熱線は吐けず、ドーナツ型の光線?を単発で発射する。 「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」(1967) 「怪獣総進撃」(1968) 「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」(1969)
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ラドン |
ラドンが主役である「空の大怪獣ラドン」を初代と捉えたとき、ゴジラシリーズに登場するラドンを「2代目」と称することがある。異星人にあやつられて地上を攻撃することもあるが、最終的にはゴジラと共闘する。
「空の大怪獣ラドン」(1956) 「三大怪獣 地球最大の決戦」(1964) 「怪獣大戦争」(1965) 「怪獣総進撃」(1968) |
アンギラス |
初登場時はゴジラと戦うものだったが、再登場から一貫してゴジラの子分となってしまった。そのためか再登場からは顔つきもかわり、全体に可愛くなっている。指人形化されているのは再登場時のもの(二代目と呼ばれたりもする)であると思われる。 「ゴジラの逆襲」(1955)←これが初代 「怪獣総進撃」(1968) 「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」(1972) 「ゴジラ対メガロ」(1973)
「ゴジラ対メカゴジラ」(1974) |
モスラ幼虫 モスラ成虫 |
インファント島の出身とされる。幼虫は複数体確認されているが成虫は常に1体しか確認されていない。幼虫は口から糸をはき、相手の動きを封じるほか尻尾などに噛み付いて攻撃する。成虫になると鱗粉を出して相手を混乱させる技を得意としているが、この攻撃をすると力を失ってしまうため、攻撃をしたあと幼虫に続きのバトルをゆだねることも多い。 「モスラ」(1961) 「モスラ対ゴジラ」(1964) 「三大怪獣 地球最大の決戦」(1964)(成虫) 「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」(1966)(幼虫) 「怪獣総進撃」(1968)(成虫) 「ゴジラVSモスラ」(1992) |
バトラ幼虫 バトラ成虫 |
バトルモスラを略してバトラと呼ばれると言われるように、守護を目的とするモスラに対して破壊を目的としたモスラの亜種である。ただしいずれも地球の意思によって生み出されたものとされ、決して対立するものではない。劇中でも最初はモスラと戦うが、後に協力してゴジラと戦っている。幼虫はモスラに比べて攻撃力が高い。また蛹にはならず幼虫から一瞬にして成虫に変態する。 「ゴジラVSモスラ」(1992) |
キングギドラ |
宇宙からやってきた怪獣。三つの首とそこから発射される引力光線が特徴なゴジラ最大のライバルである。地球上の怪獣たちが複数かかってやっと倒せる怪獣だが、X星人・キラアク星人・M宇宙ハンター星雲人などにあやつられている。 「三大怪獣 地球最大の決戦」(1964) 「怪獣大戦争」(1965) 「怪獣総進撃」(1968) 「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」(1972) |
二代目キングギドラ メカキングギドラ |
未来の地球でブームとなっている愛玩動物といわれる3匹の「ドラット」が、マーシャル諸島のビキニ環礁核実験の放射能の影響により合体、巨大化したもの。未来人の特殊音波によって操られている。
メカキングギドラは同作で北海道でゴジラに敗れたキングギドラを23世紀の技術で改造した姿。そのため、中央の首と羽、胴体部分のみが機械化されている。ゴジラと戦い敗れた後、その技術を解析してメカゴジラが開発された。
「ゴジラVSキングギドラ」(1991) |
メカゴジラ |
ブラックホール第3惑星人の操る地球侵略用兵器としてゴジラをモデルに作られた。ゴジラに偽装しアンギラスを倒し暴れ回った。 「ゴジラ対メカゴジラ」(1974) |
メカゴジラII |
前作で破壊されたメカゴジラをブラックホール第3惑星人が修復したもの。装甲などが大幅にアップされているほか、サイボーグの脳波に反応して動くなど操縦方法にも工夫が凝らされている。ただ見た目については、胸まわりの造形が「V」の字型に変更されている、腕の「MG」のエンブレムが「MG2」となっている程度で大きな変化はない。 「メカゴジラの逆襲」(1975) |
バラゴン |
登場作から地底怪獣として有名。前後肢の巨大な爪と、背中の重なり合った大きなヒダを使い、自在に地中へ潜る。普段は前肢を地に付けた四足歩行形態であるが、戦闘時には後ろ肢で立ち上がることもある。
「フランケンシュタイン対地底怪獣」(1965) 「怪獣総進撃」(1968) |
ヘドラ |
公害問題を象徴するかのようなおどろおどろしい(気持ち悪いとも言う)姿であった。また変形して空を飛ぶこともでき、ゴジラが自分の尾をつかみ熱線を吐きながら空を飛んで追いかけるという「いくらなんでもそりゃないだろ」演出がとても有名。 「ゴジラ対ヘドラ」(1971) |
ガイガン |
M宇宙ハンター星雲人が宇宙恐竜をサイボーグ改造したもの。単眼、角、大きな鎌状のフック、腹部の回転鋸などとても印象に残る怪獣である。 「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」(1972) 「ゴジラ対メガロ」(1973)
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メガロ |
シートピア海底王国の守護神でシートピア王国が地上の核実験で壊滅的被害をうけたため、地上を攻撃するために送り込まれた。ガイガンとタッグを組み、ゴジラ・ジェットジャガーチームとタッグマッチを行う。いかにも悪者のようだが考えてみたら核実験の悲しい被害者である。
「ゴジラ対メガロ」(1973) |
バラン |
中生代の恐竜バラノポーダの生き残りで、北上川上流の湖に棲み、外部から隔絶された集落で婆羅陀魏山神(バラダギサンジン)として崇拝されていた。むささびのように空を滑空することができる。
「大怪獣バラン」(1958) 「怪獣総進撃」(1968) |
ガバラ |
カエルが核実験の影響を受けて怪獣化したもの。手から電流を流すことができる。ゴジラにはかなわないのでいつもミニラに戦いをいどんでいる。
「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」(1969) |
エビラ |
エビそのものという造形だが、ザリガニのような鋏と槍を持っている。水中にゴジラを引き込んで戦うが鋏をもがれて退散する。
「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」(1966) |
ジェットジャガー |
青年科学者・伊吹吾郎が開発した等身大ロボット。遠隔操縦型で特に武装もないが正義を愛する心が芽生えたときにいきなり巨大化してメガロと戦い始めるという不思議な能力を持つ。
「ゴジラ対メガロ」(1973) |
モゲラ |
もともとは怪遊星人ミステリアンの土木作業ロボットだが地球攻撃ロボットに改造された。全身が黄金のキャタピラに覆われ、口にあたる部分にもドリルを装備している。
「地球防衛軍」(1957) |