ゴジラの死を描いた作品として公開された、平成vsシリーズの完結編。ゴジラとMOGERAが共闘したスペースゴジラとの戦いから1年後の1996年、バース島が消滅し、ゴジラとリトルゴジラが姿を消した。その1か月後、香港に出現したゴジラは従来と違い赤く発光し、赤い熱線を吐きながら香港の町を蹂躙していった。バース島消滅は、その地下の高純度の天然ウランが熱水に反応した結果の爆発であり、その影響を受け体内炉心の核エネルギーが不安定になったゴジラは、いつ核爆発を起こしてもおかしくない状態であった。 同じ頃、東京湾横断道路の工事現場で工事用パイプが溶解するトラブルが相次いで発生。しながわ水族館では魚が突然水に食われるかのように白骨化する怪事件が起きる。その原因は、かつてオキシジェン・デストロイヤーを使用してゴジラを死滅させたとき、海底に眠っていた古生代の微小生命体が無酸素環境下で復活し、異常進化を遂げた恐るべき生物・デストロイアであった。デストロイアは急速に巨大化し、人間大の大きさとなって警視庁の特殊部隊SUMPを襲い、更には自衛隊の攻撃に対して集合・合体し、40メートルの成長体と化して破壊の限りを尽くす。 御前崎沖に、ゴジラより小さい、ゴジラジュニアと呼ぶべき怪獣が出現した。それは行方不明となっていたリトルゴジラが、天然ウランの影響を受け成長した姿であった。バース島を失ったゴジラジュニアは、自らの故郷であるアドノア島へ帰ろうとしていたのだった。 ゴジラは、四国電力・伊方発電所を襲撃しようとした際にスーパーXIIIの放ったカドミウム弾を受け、体内の核分裂が制御され始めたため、核爆発の危機を免れる。しかし、今度は体内炉心の温度が1200度に達した時にメルトダウンが発生することが判明。地球が灼熱の星と化してしまう危機が訪れる。もはやゴジラを倒せるのは、オキシジェン・デストロイヤー=デストロイアしかいない。ゴジラとデストロイアを戦わせるため、ゴジラジュニアを囮としてデストロイアに向かわせる作戦が提案される。 こうしてゴジラの最終決戦が始まろうとしていた。(Wikipediaより) |
デストロイア |
シリーズ第1作『ゴジラ』でゴジラを倒した兵器「オキシジェン・デストロイヤー」の影響により、誕生した怪獣。 |
ゴジラ |
言わずと知れた怪獣王 |
メカゴジラ |
ここに含まれているのは人間が開発した対ゴジラ用兵器。いわゆる機龍である。 |
ガイガン |
頭部に備えたゴーグルのような単眼と大きな角、肘から先が大きな鉤爪状になっている両腕ハンマーハンドが特徴。腹部の回転鋸と額に埋め込まれた光線砲などが、サイボーグ怪獣という、ゴジラシリーズにおいて特異な存在であることの象徴となる。背中には翼状の鰭を3枚持ち、手足の付け根や胴部にプロテクターらしき物を備える。 |
モスラ |
登場作品によって設定に若干の違いがあるが、基本的には南の島の守り神 |
キングギドラ |
3匹のドラットが、マーシャル諸島のビキニ環礁核実験の放射能の影響により合体、巨大狂暴化して誕生した。未来人の特殊音波によって操られており、稲妻のような引力光線を吐いて福岡市街と広島市を破壊し、翼から放つ衝撃波は瀬戸大橋を粉砕した。そして航空自衛隊のF15編隊を寄せ付けずに壊滅させ、以前よりも巨大になって復活し、北海道に上陸したゴジラと対峙する。 |
ベビーゴジラ |
ベーリング海のアドノア島にて翼竜の巣の跡から発見され、プテラノドンのものと思われていた卵から孵化した、ゴジラザウルスの幼体。孵化前(卵の中)から自分を守ってくれる母性=母親を探していたため、京都の国立生命科学研究所での孵化の場に立ち会った五条梓を母親として認知し、「ベビー」の愛称で親しまれる。恐怖を感じると眼球が赤く光りだしておびえ始め、同族や仲間に助けを求める。 |
スペースゴジラ |
宇宙へ飛散したビオランテの細胞か、宇宙へ飛び立ったモスラに付着していたゴジラの肉片かは定かではないが、いずれかに含まれていたG細胞がブラックホールに飲み込まれて結晶生物と恒星の爆発エネルギーを吸収、ホワイトホールから放出された結果、異常進化して誕生した |