ハンティングアクションアクションRPGと呼ばれるジャンルのゲームで、2004年を皮切りに多種多様なシリーズが、様々な機種で販売されている。このゲームではプレイヤーは「ハンター」となり、村や街で依頼を受け、特定のモンスターの討伐・捕獲・撃退やアイテムの運搬・採取などの様々な「クエスト」に挑む。他のRPGのような「レベル」は存在せず、操作するプレイヤー自身の技術を向上させ、モンスター攻略に合わせた武器を選択することが必要である。シリーズのうち、オンライン対応のゲームでは複数のプレイヤーが協力してモンスターを「狩る」ことができる。モンスターは様々な種が存在し、そのなかでさらに原種、亜種、希少種などと詳細な分類がされている。 |
リオレウス |
飛竜種。同種の雌であるリオレイアがその主な活動域を地上とするのに対し、雄のリオレウスは空中を主に行動することから「空の王」と呼ばれる。雌であるリオレイア同様生息範囲は広い。繁殖期につがいとなった際、雌が地上で狩猟および卵の警備、雄は上空から外敵の監視と排除というはっきりとした役割分担を行う。 |
リオレイア |
飛竜種。主に地上で行動することから「陸の女王」と呼ばれている。全モンスターの中でも随一の生息範囲を誇り、寒冷地以外の世界全土に生息している。小型の鳥竜種によく卵を狙われる為、食物連鎖の頂点に位置しながらも、一度の産卵で産む卵の数は4個から6個とやや多め。繁殖期には雄と雌で役割分担をする。 |
タマミツネ |
海竜種。ユクモ地方の渓流に生息する新種の海竜種で、後述の特徴と形態から「泡狐竜」とも呼ばれる。薄い桜色の体表と胸元から尻尾にかけて濃い紫の体毛で覆われた細身の体型が特徴で、狐あるいは蛇を髣髴とさせる頭部を有し、その頭部そして背部には鮮やかな模様の入った大きな花弁のような形状の鰭が生えている。 |
ディアブロス |
飛竜種。棘のついた襟飾りを持ち、目の上に二本の角を備える飛竜。首にある襟状の装甲や角などは実際の恐竜における角竜類と近く、尾は曲竜類のように先端部が棍棒状になっている。鋭い牙を持つが飛竜としては珍しい草食性で、サボテンを主食としている。一方で肉食竜を上回るほど攻撃的でプライドが非常に高く、危害を加えられたり縄張りを侵されると凄まじく猛り狂うので「砂漠の暴君」と呼ばれ恐れられている。 |
ティガレックス |
飛竜種。橙色と青色の、虎のような縞模様とティラノサウルスに似た頭部が特徴の飛竜。怒り状態になると目が赤くなり、さらに頭部と前脚に赤い模様が浮かび上がり攻撃力が上昇するが、肉質が柔らかくなり防御力は下がる。強大なパワーと俊敏なスピードを併せ持つ強力なモンスターであり、「絶対強者」とも呼ばれる。 |
ジンオウガ |
牙竜種。狼に似た姿をした牙竜であり、「無双の狩人」と呼ばれている。起伏の激しい山林に生息しているため、鋭い鉤爪や強靭な四肢に加え、頭部には二本の角を持つ。また、周りを見渡す際は左右に首を傾ける癖がある。身体は「帯電毛」と呼ばれる電気を貯蓄しつつ増幅する特殊な体毛におおわれており、「雷光虫」という発電能力を持つ甲虫とは相利共生の関係にある。 |
ナルガクルガ |
飛竜種。樹海に生息する、独特の進化を遂げた飛竜種。夜行性、好戦的な性格で、執拗かつ狡猾な戦い方を好む。ギルドに存在を確認された飛竜としては新しいが、樹海近辺の集落では古くから目撃証言があり、“ナルガクルガ”という名称も現地住民の間で使われていた。ティガレックスと同じく四脚歩行型の骨格を持ち、迅竜の名のとおり、しなやかで俊敏な身のこなしが可能。遠方から一瞬で跳びかかってきたり、突然跳躍しての視界から消えるといった動きで相手を撹乱する。 |
パオウルムー |
飛竜種。陸珊瑚の台地に生息する飛竜種。コウモリに似た頭部と桃色の外皮、体の大部分を覆う白い体毛が特徴。反面、尻尾は硬質な外皮に覆われておりパオウルムー自身も武器として多く用いる。他の飛竜種に比べると特に首が長く、より多くの体毛に覆われておりその特徴的な生態から「浮空竜」と呼ばれている。 |
プケプケ |
鳥竜種。温厚な性格の鳥竜種。体の一部が羽毛で覆われており、カメレオンのような頭部と伸びる舌、カラフルな尻尾が特徴。体内には毒液を持ち、木の実などの植物を食べて口内や尾に溜め込み、毒液と混ぜることで強力な毒ブレスを放つことができるとされる。 |
フルフル |
飛竜種。体組織に色素がなくて白く、目も耳も、さらには他の飛竜種のような甲殻もないヒルのような頭部を持つ飛竜。暗所に生息するため目が退化して、その分嗅覚が鋭敏に発達したとされている。また、生き餌を好んでそれを敏感に感知して死体よりも真っ先に発見できるなど、嗅覚以外にも、生体電流の感知器官や、近縁種のギギネブラのような熱感知器官など、特別な感覚器官が発達しているという説がある。 |