日本公開は2002年のフルCGアニメーション作品。ピクサーの長編アニメーション作品としては第4作目となる。物語の舞台は多種多様な姿形のモンスターたちが暮らすモンスターワールドにあるエネルギー供給会社「モンスターズ・インク」。
彼らは生活のためのエネルギーを「人間の子供の悲鳴」に頼っており、異形なモンスターたちが夜な夜な人間界の子供部屋に忍び込み、子供たちを驚かしている。ただし、人間界の子供にはモンスターに危険な病原菌があると信じられていて、直接触れたりすることは厳禁とされていた。世界間の移動にはドアが使われ、モンスターワールドの特別な機械に設置することで、特定の子供部屋のドアに通じることができる。しかし、最近の子供はテレビやゲームの影響か、ちょっとしたことでは驚かなくなっていて、モンスターワールドもエネルギー危機が叫ばれるようになってきた。
そんな中、ドアからモンスターワールドに迷い込んできた人間の女の子「ブー」。ワールド一番の脅かし屋「サリー」とそのアシスタントである「マイク」が「ブー」を見つける。当局に報告しようとする「マイク」に対し、何とかして「ブー」を人間界に返したいと奮闘する「サリー」。三人はモンスターズ・インクを舞台にさまざまな障害を乗り越えながら「ブー」の部屋に通じるドアをさがす大冒険を行うこととなる。そして彼らは「モンスターズ・インク」の正体を知ることになるのである。 |
マイク |
サリーの親友であり、仕事のアシスタントでもある。見かけは一つ目で、緑のボールから手足が生えたような体つき。 |
サリー |
モンスターズ・インク社内一の怖がらせ屋で、悲鳴エネルギー獲得量はいつもトップの人気者。240センチの巨体に紫斑点のある青緑の毛むくじゃらの姿が特徴。 |
ブー |
モンスターの世界へ入り込んでしまった小さな女の子。本名はメリー・ギブス。サリーを「にゃんにゃん(Kitty)」と呼んで懐き、マイクのフルネームも覚えてしまう。 |
リトル・マイキー |
マイクお気に入りぬいぐるみ。 |
セリア |
モンスターズ・インクの受付レディ。マイクと熱愛中。一つ目で5本の髪の毛全てが蛇、手足は触手、スレンダーボディの外見の持ち主。 |
ランドール・ボッグス |
外見は8本の手足を持つ紫色のトカゲ。カメレオンのように体色を周囲の風景と同化させ、まるで消え去ったかのように見せる能力を持つ。社内では第2位の怖がらせ屋で、1位のサリーを常にライバル視している。 |
ファンガス |
赤い体と三つ目に眼鏡をかけたランドールのアシスタント。 |
ロズ |
モンスターズ・インクで事務・怖がらせ屋が脅かす担当の子供達の管理を担当するナメクジの様な体に纏まって逆立った白髪、つり上がった眼鏡が特徴のおばさんモンスター。 |
CDA |
子供検疫局のこと。 |
イエティ |
ヒマラヤで暮らす気の良い雪男。一人称は「俺」。過去に何らかの理由でモンスターシティから追放されるが、今の暮らしを楽しんでいる。 |