原作は青山剛昌。1988年から1993年まで週刊少年サンデーで連載されていた。1993年にはアニメ化もされ、全52話がテレビ東京系列で放映された。原作タイトルは「YAIBA」、アニメタイトルは「剣勇伝説YAIBA」である。現代を舞台に、天下一のサムライを目指す少年・刃と剣の魔力で鬼になった鬼丸との戦いを描いたコメディタッチの格闘漫画。サムライが主人公というだけあって、様々な特色を持った剣が登場するのもまた魅力である。 |
鉄刃 |
「くろがねやいば」と読む。サムライを目指し、父と共にジャングルで修行していたが、ひょんな事から日本の峰家に転がり込む事に。伝説のサムライにしか抜けないという、雷神剣を抜いたことにより、数多の冒険に挑むこととなった。 |
峰さやか |
ごく普通の女子中学生だが、刃達と共に無理矢理冒険に出させられることになる、一行のツッコミ役。刃のことが好きなようだが、なかなか素直になれない。家が剣道道場であることから剣道を嗜んでいる。 |
宮本武蔵 |
年齢は400歳。つまり江戸時代初期の剣豪・宮本武蔵本人である。雷神の剣を引き抜いた刃を師として導く。この年齢にして信じられないほどの動きを見せながらもここぞというところでぎっくり腰に襲われるのが玉に瑕。 |
カゲトラ |
ジャングルで刃を食べようと飛び掛ったトラ。ことごとく失敗するうち刃と共に箱詰めにされて日本に護送され、以後は相方的存在となる。 |
ゲロ田ゲロ左ェ門 |
鬼丸の部下、八鬼の1人目の刺客として刃らを襲ったが、「雷神」と化した刃を武蔵らと協力して止めたことがきっかけで仲間になる。 |
鬼丸 |
刃のライバル。真面目な性格で、破天荒な刃とは反りが合わず、憎い刃を倒す力を欲した結果、風神の剣に呑まれ鬼になってしまい、世界征服を企む。八鬼軍や黒鬼などの部下がいる。 |
バットガイ |
最強の呼び声が高い八鬼の中の一人。英語混じりに話す。宮本武蔵を尊敬する。弱点は太陽の光。刃に一度「せんぷう剣」で敗れたが、クモ男が最強バージョンとして復活させ刃の鬼丸城攻撃の際先鋒をかってでたが、「かみなり斬り」で一瞬にして敗れる。 |
くも男 |
刃への刺客の3人目で八鬼の一人。刃一向が食いしん坊であることからたびたび食べ物で一行を釣って刃を倒そうとするが、騒音に弱いという弱点があり結局倒すことができず鬼丸から罰として鬼丸城から吊り下げられる。 |
柳生十兵衛 |
鬼丸が狼に剣豪・柳生十兵衛の魂を宿らせ復活させた、かつての武蔵の弟子。幼少時代に稽古中の事故で隻眼となるが、鍛錬の積み重ねで得た心眼に、死角は無い。柳生新陰流の使い手にして、質実剛健を絵に描いたような侍。 |
佐々木小次郎 |
鬼丸の命でクモ男が魔法の薬で復活させた。が、クモ男に復活させられる際、顔をなでなければいけない所をなぐられてしまったために目が赤くなってしまった。 |