この作品は週間少年ジャンプで1999年から2008年にわたって連載された。原作は許斐剛。アニメは2001年から2005年まで全178話が放映されている。放映終了後もOVAやアニメ劇場版、実写劇場版やミュージカルが制作されるなど人気が続いている。ストーリーはアメリカ各州のテニスJr大会で4連続優勝の経歴を持つテニスの天才少年、越前リョーマを中心にそのライバルたちとの戦いを描く。他のジャンプスポーツ漫画と違いテニスを真面目に描いた作品だったが、後半になり人間離れした技が頻繁に登場する作風に変わっている。 |
越前リョーマ |
青学(青春学園中等部)の1年生。口癖は「まだまだだね」。アメリカカリフォルニア州ロサンゼルス出身で、アメリカのジュニア大会4連続優勝を経て日本に帰国した。その実力から青学のルーキーとして一躍注目される。シングルス専門であり、ダブルスはルールも知らない素人同然で、地区大会で桃城と組んで以降、公式戦に出場していない。 |
手塚国光 |
青学の3年生で、テニス部の部長。中学テニス界でその名を知らない人はいないというほどの全国区の実力者。左利き。新入生のリョーマの才能を見抜き、例外的に「校内ランキング戦」の出場を認める。努力を惜しまず妥協を許さない真面目な部長で、規律を乱した者にはグラウンドを走らせる。冷静な性格で、普段は全く笑顔を見せない。部員を名前やあだ名で呼ぶことはなく、全員を名字のみで呼ぶ。 |
不二周助 |
青学の3年生。手塚に次ぎ、部内で2番目に強く、全国区に値する実力者。通称「天才」。シングルス・ダブルスの両方でのプレイが可能で、青学では大変貴重な人材。関東の立海・切原戦では一時的に視力を失った状態で試合をし、この時手塚をも凌ぐと言われた。 |
菊丸英二 |
青学の3年生でダブルスプレイヤー。性格は気分屋で天真爛漫。身体が柔らかく柔軟性があり、さらに並外れた動体視力によりどんな無理な姿勢でもアクロバティックにボールを打ち返すことができる。大石とダブルスを組み、「黄金(ゴールデン)ペア」と呼ばれる。 |
乾貞治 |
青学の3年生。青学テニス部唯一のデータマン。理数系科目に限れば3年生トップ。いつも目の透けないくらい分厚い眼鏡をかけているが、一度だけ立海の柳との試合中に眼鏡が外れ瞳が明らかになった。レギュラー陣の中では手塚・不二に次ぐ実力の持ち主だったが、地区予選前の「校内ランキング戦」で新入生の越前リョーマと、2年の海堂薫に敗れてしまい、レギュラー落ちをした。 |
海堂薫 |
青学の2年生。通称「マムシ」。同じ部内の2年生・桃城武とはしょっちゅうケンカしているが良きライバル。校内ランキング戦でリョーマがレギュラーメンバーの中で初めて試合した相手でもある。大変な努力家であり、日夜のトレーニングを欠かすことがなく、マラソンの走行距離は1日平均25キロ。 |