2011年に放映されたプリキュアシリーズ第八弾。本作のタイトルに使われている“スイート”は「組曲」を意味する音楽用語であり、そのタイトルの通り、「音楽と友情」がメインテーマとなっている。朝日放送(ABC)の松下洋幸プロデューサーは「今までにない『新しい仕掛け』を盛り込む」、東映アニメーションの梅澤淳稔プロデューサーは「音楽をテーマに、散らばった伝説の楽譜の音符など、シリーズ最大のスケールで描いていく」としている。プリキュアの2人がピンチに陥った時に現れる「謎の仮面のプリキュア」など、新たな要素が展開される。 |
キュアメロディ/北条響 |
私立アリア学園中学校2年生の14歳。音楽教師の父とヴァイオリニストの母の間に生まれる。明るく少しおっちょこちょいな性格だが、誰よりも負けず嫌い。曲がったことが大嫌いで正義感も人一倍強い。幼少時はピアノを習っていたが、小学3年生(当時9歳)の時、父との些細な心のすれ違いがきっかけで、自分には音楽の才能がないと思い込みピアノをやめている。それ以来音楽嫌いになっていて、ピアノの腕前も落ちているが、心の奥では音楽に対する愛情を捨てきれていない。 |
キュアリズム/南野奏 |
響の幼馴染。私立アリア学園中学校2年生の14歳。勉強とお菓子作りが得意で、学校ではスウィーツ部に所属している。家業はカップケーキショップで、パティシエールとして跡を継ぐという夢を持ち、ケーキ職人の父をとても尊敬している。大人しそうに見られるがしっかり者で、先生や友人からも頼りにされている。納得のいかないことは決して譲らない頑固な一面もあり、周囲からは「怒ると誰よりも怖い」と言われていて、特に響や奏太に対しては怒りっぽくなりがち。大の猫好きで、肉球に目がない。このことは響にも秘密だったようで、ハミィの肉球に触れて異常なまでに興奮し、響にからかわれて赤面したこともある。また、学園のアイドルである王子にほのかな思いを寄せており、彼の前では緊張して上手く会話ができなくなる。 |
ハミィ |
音楽の国「メイジャーランド」で、「伝説の楽譜」に書かれた「幸福のメロディ」の歌唱役である歌の妖精。白いネコのような外見をしていることから、普段は普通の猫を装い、響と生活を共にしている。間に「ニャプ」とつけたり、語尾に「ニャ」をつけて話すのが口癖。アフロディテから、人間界に飛散した「伝説の楽譜」の音符を集めることを命じられた。プリキュアになる者に宿る、と言われているト音記号を見つけることができる。 |