(Wikipediaより)ある日偶然春高バレーのテレビ中継を見かけた小柄な少年・日向翔陽は、「小さな巨人」と呼ばれ躍動する地元・宮城県立烏野高校のエースに心奪われバレーボールを始める。低身長という身体的不利を補って有り余るほどの類稀なる運動神経とバネ、バレーへの情熱を持ち併せていた日向であったが、入学した中学校のバレー部に指導者どころか自分以外の部員がいないなど環境に恵まれず上達の機を逸していた。中学3年の夏、やっとのことでメンバーを集めて出場した最初で最後の公式戦で、日向率いる雪ヶ丘中は「コート上の王様」と呼ばれる天才セッター・影山飛雄擁する強豪・北川第一中に惨敗してしまう。影山に中学校での3年間を否定された日向は、影山へのリベンジを果たすべく憧れの烏野高校排球部に入部。晴れて迎えた部活動初日、体育館に入った日向の目の前には影山の姿があった。初めは反発し合っていた二人だが、それぞれの持ち味を生かした“トスを見ない”クイック攻撃、通称・「変人速攻」を編み出し、独りでは見ることのできない「頂の景色」を見るため、個性豊かな烏野高校の仲間たちと共に全国大会を目指すこととなった。 |
日向翔陽 [ひなた しょうよう] 背番号10 |
烏野高校。本作の主人公。小学5年生の時、偶然テレビで観た烏野高校のエース「小さな巨人」を目標にバレーボールを始める。常人離れしたスピード、体のバネ、スタミナ、動体視力、闘争心を有する作中最小スパイカー。セッター・影山の精密なトスと自らの身体能力を生かしたコンビプレーであるマイナステンポの速攻・「変人速攻」を最大の武器とする。 |
山口忠 [やまぐち ただし] 背番号12 |
烏野高校1年生のミドルブロッカー。ジャンプフローターサーブの使い手で試合ではピンチサーバーで起用される。月島(Bセット収録)とは幼馴染みで、彼を「ツッキー」と呼び、普段から一緒に行動している。 |
澤村大地 [さわむら だいち] 背番号1 |
烏野高校男子バレー部主将を務める3年生のウイングスパイカー。派手なプレーこそないが経験に裏打ちされた高いレシーブ力とパワーこそないもののスパイク、サーブでは器用なプレーを見せ、その攻守の器用さからユーティリティプレーヤーとしてオポジット位置を務める。 |
菅原孝支 [すがわら こうし] 背番号2 |
烏野高校男子バレー部副主将を務める3年生のセッター。選手の性格や特徴を掴むのが上手いが、影山の入学以降、正セッターから控えに回ることとなった。影山のような圧倒的なトス回しはできないが、スパイカーに合わせたトスを丁寧に上げる。チームメイトからの信頼を集める先輩として影山の成長に大きな影響を与えた。 |
東峰旭 [あずまね あさひ] 背番号3 |
烏野高校3年生のウイングスパイカーー。3枚ブロックを打ち破るパワーに加え、多少乱れたトスでもスパイクを打ちきる技術を持ち合わせる。インターハイ県予選後、ジャンプサーブを習得した他、春高本選からはスパイクの際に空中でわずかに「溜め」を作ることでブロックが最高到達点から落ちるところを打ち破るという技に取り組んでいる。中学時代には「西光台の東峰」と言われておりそこそこ有名だった。 |
黒尾鉄朗 [くろお てつろう] 背番号1 |
音駒高校バレー部主将を務める都内屈指のミドルブロッカー。巧みなジャンプサーブやスパイクに加え鍛えられたレシーブも評価が高い。徹底したリードブロックの使い手であり、身近なリードブロックの名手として?心から名前が挙がるなどその技術にも定評がある。チームメイトを律することができる責任感を持ち、信頼も厚い。後輩の灰羽や烏野の月島に助言をするなど、面倒見が良く気さくで世話好きな一面もある。 |
孤爪研磨 [こづめ けんま] 背番号5 |
音駒高校のセッター。長い黒髪は目立つと言われて金髪にしたが、染め直すのが面倒なので地毛の黒が出て来ており、プリン頭になっている。鋭い観察眼で対戦相手の動きを予測し的確な対処をするクレバーなプレーヤー。黒尾をして「音駒の背骨で脳で心臓」と言わしめる智略型セッターで、影山も一目置いている。特段バレーが好きということもなく、むしろ「疲れる」と公言しており、幼馴染の黒尾がやっているから続けているという変わり者。 |
夜久衛輔 [やく もりすけ] 背番号3 |
音駒高校3年生のリベロ。音駒の「守備の司令塔」である。全体的にレシーブ力の高い音駒の中でリベロに君臨するほどの実力であることから、対戦相手のスパイカーが避けたがるという描写が多く、西谷も一目置いている。 |
灰羽リエーフ [はいば りえーふ] 背番号11 |
音駒高校1年生のミドルブロッカー。音駒高校バレー部No.1長身プレーヤー。日本人とロシア人のハーフで、日本生まれ日本育ちのためロシア語は話せない。「リエーフ」はロシア語で「獅子」の意。家族からは「レーヴォチカ」の愛称で呼ばれている。 |
星海光来 [ほしうみ こうらい] 背番号5 |
鷗台高校バレーボール部2年生のウィングスパイカー。初登場はユース合宿の時。逆立った髪の毛と、ギョロリとした大きな目が特徴。性格的にはかなり面倒くさい人物で、「小さいのに凄い」と言われると「俺はただ凄いんだ!」とやっきになって否定する。 |
影山飛雄 [かげやま とびお] 背番号9 |
烏野高校。本作のもう一人の主人公にして日向の相棒。名将・烏養監督の復帰を耳にして烏野高校へ進学、日向と再会する。中総体で戦って以来、彼の身体能力に一目置いていた。圧倒的なボールコントロール力と観察眼で誰もが舌を巻くほどの精密かつ正確なトスを繰り出す天才セッターで、烏野高校男子バレー部の正セッター。 |
月島蛍 [つきしま けい] 背番号 |
烏野高校1年生のミドルブロッカー。唯一のメガネ部員。烏野高校男子バレー部で1番の長身プレーヤー。誰よりも冷静で状況の把握と分析に秀でる智略型ブロッカー。春高予選の決勝戦以降、巧みな駆け引きとリードブロックで、トータルディフェンスの司令塔かつ前線の盾として活躍する。 |
西谷夕 [にしのや ゆう] 背番号4 |
烏野高校2年生のリベロ。レシーブの技術に優れ、後方からチームを鼓舞する「烏野の守護神」。抜群の反射神経と勘の良さを併せ持つ「天才リベロ」である。リベロに対する情熱は人一倍強い。 |
田中龍之介 [たなか りゅうのすけ] 背番号5 |
烏野高校2年生のウィングスパイカー。「次期エース」として期待されるパワースパイカーだが、表情や口調とは裏腹に視野の広いプレーをし、ブロックアウトやコースの打ち分けも上手い。常に部内のムードメーカーでチームメイトに適切なフォローをする他、自身が追い込まれた時でもハイテンションを保ち、チームの危機を救うスパイクを幾度となく決める不屈のメンタルの持ち主。 |
及川徹 [おいかわ とおる] 背番号1 |
青葉城西高校バレー部主将を務める3年生のセッター。誰彼構わずあだ名を付ける。作中屈指のイケメン。攻撃型セッターで華麗なトスと強烈なジャンプサーブを武器としている。高いコミュニケーション能力も併せ持ち、味方選手それぞれの性格やクセを掴んで試合に活かす司令塔である。 |
岩泉一 [いわいずみ はじめ] 背番号4 |
葉城西高校バレー部副主将を務める3年生のウィングスパイカー。身長はそこまで高くないが、パワーとテクニックを持ち合わせ、勝負所で決めるメンタルの強さも持っている。長年、及川とともにバレーボールをしてきたことから安定感のあるコンビプレーを見せ、影山から「阿吽の呼吸」と表現された。 |
木兎光太郎 [ぼくと こうたろう] 背番号4 |
梟谷学園高校バレー部主将を務める3年生のウィングスパイカー。全国で五本の指に入るエーススパイカー。パワースパイカーに見られがちだが、リバウンドやブロックアウト、フェイントなどの技術も高く、巧みにコースを打ち分けることができる技巧派スパイカーでもある。 |
赤葦京治 [あかあし けいじ] 背番号5 |
梟谷学園高校バレー部副主将を務める2年生のセッター。2年生ながらチームの副主将を務めるだけあって高いレベルのプレーヤー。エース木兎を如何に気持ち良くスパイクさせるかを常に考えている他、木兎の弱点を全て把握しており、そこから約0.5秒で彼の行動を予測することができるなど彼の扱いに一番慣れている。 |
宮 侑 [みや あつむ] 背番号7 |
稲荷崎高校2年生セッター。高校No.1セッターとの呼び声高い天才セッター。そのセットアップはスパイカーに上手くなったと錯覚させるほどの精度を誇る。「腕は2本、指は10本。よりたくさんのもので支えたる」と語るように無理な体勢でも極力オーバーハンドでトスをあげることを信条としており、それを実現させるだけの身体能力と技術を持つ。 |
宮 治 [みや おさむ] 背番号11 |
稲荷崎高校のウイングスパイカー。侑とは双子。オポジットとして、セッターである侑との双子ならではの息の合ったコンビネーション攻撃を武器とするが、侑のことを信頼しているというわけではない。侑に比べると比較的冷静な性格であるが、それはあくまで侑と比べた場合の評価に過ぎず、側から見れば侑同様に騒がしく突っ走ってしまう傾向にある。 |