ムーミンは、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンが生み出したキャラクター。ムーミンたちが登場する作品はムーミン・シリーズと呼ばれ、小説が1945年の「小さなトロールと大きな洪水」をはじめとする9作品。絵本が4作品。本人あるいは実弟の作画によるコミックスが14作品ある。子供向けの作品であるが、小説での雰囲気は決して明るいわけではなく、不条理な内容も頻繁に登場する。また登場人物には哲学的・詩的な発言をするものも多く、子供として描かれているムーミントロールには理解できないという描写がしばしば見られる。実際に、小説をいくつか読んだことがあるが、読了するまでにかなり苦労した記憶がある。 |
ムーミントロール |
ムーミン家の元気なひとり息子。パパからは冒険とロマンと海を愛する心を、ママからはほがらかでおっとりした人の好さを受け継いでいる。 |
ムーミンパパ |
家庭を愛しながらも平穏な暮らしに安住できない冒険家 |
ムーミンママ |
みんなの甘えやわがままやいじけた心を温かく包み、万事をまるく収めてしまう。 |
フローレン |
明るく優しい子で、かわいい前髪がご自慢。 |
リトルミイ |
ミムラのむすめ。ムーミン一家と暮らしている。気が強くていたずら好きだが、本当は心やさしい女の子。 |
スニフ |
ムーミン一家の一員として暮らしている。気が小さく、すぐにすねたり泣いたりひがんだりする。根は素直で憎めない。 |
ニョロニョロ |
いつも仲間で旅をしている不思議な生き物。年に一度ニョロニョロの島に集まる。 |
ご先祖様 |
千年前のムーミン一家。今のムーミンに比べて身体が小さく毛むくじゃらで、言葉は通じない。 |
スナフキン |
ムーミントロールの親友。自由と孤独を何より愛する風来坊だが、思いやり深い一面もある。 |
スティンキー |
ムーミンたちを目のかたきにしていていつもちょっかいを出したり、わなにはめる機会をうかがっているが、本当は仲良くしたいのかも。 |