和月伸宏原作で1994年から週間少年ジャンプで約5年間にわたり連載された。アニメ化の最初は1996年でその後にOVAや劇場版も制作されている。なにげなくタイトルを観て「流浪に剣心」なのかと思っていたが、本当は「流浪人剣心」の意味らしい。あらすじは明治維新のために不本意ながら自分を押し殺して人を斬り続け、「人斬り抜刀斎」として恐れられた伝説の剣客緋村剣心がある出来事から「不殺(ころさず)」を誓い、神谷薫との出会いや、同じ激動の時代を生き抜いた宿敵たちとの戦いを通じて、新たな時代での生き方を模索していく、というもの。 |
緋村剣心 |
赤い髪と左頬にある十字傷が特徴。全国を放浪する剣客「流浪人(るろうに)」だが、実は飛天御剣流と呼ばれる古流剣術の使い手で、人斬り抜刀斎と恐れられた元長州派維新志士。モデルは人斬り彦斎こと河上彦斎。 |
相楽左之助 |
直情的な熱血漢で、気風のいい兄貴肌の人物。その性格を慕う舎弟も数多く存在する。後述の理由から明治政府や維新志士を基本的に毛嫌いしている(剣心は特別)。 一本調子な面ゆえ、斎藤や恵にやたらと馬鹿・阿呆呼ばわりされているが、旧友である月岡津南のテロは成功しないと看破したり、雷十太の真古流の理念も頭から否定する薫とは逆に一定の理解を示しているなど、意外と頭が切れる一面も見せている。 |
明神弥彦 |
東京府士族の少年。明治維新の混乱によって孤児となった。30石2人扶持の下級武士だった父は彰義隊に加わって戦死、母は彼を育てる為に遊郭で働き病死したところをヤクザに拾われ、スリとして働かされていた。その後剣心達と出会ってヤクザと離反。神谷活心流を学び、剣心達とともに戦うたびに、少年ながらも、常人離れした異常な性格や精神力・身体能力、そして剣才を発揮し成長していく。 |
神谷 薫 |
神谷活心流道場師範代→師範で、東京では剣術小町と呼ばれる。命をかけた修羅場を経験し、剣術の腕前も確かである[1]が、繕い物を除く家事は苦手である。特に料理は本人としては得意なつもりなのだが、周りからの評判は最悪。 |