ひょっこりひょぅたん島はNHK総合テレビで1964年から1969年まで放送された人形劇。そのテーマソングや個性豊かなキャラクターたちが人気を呼び、NHKの代表作とまで言われている。当時の放送は脚本なども含めてほとんど残されておらず、完全な姿を見ることはできないが、1991年よりわずかに残る記録などをもとにリメイク版が制作された。 ひょうたん島に子供たちとサンデー先生が遠足に行ったところひょうたん火山の噴火活動の結果、島が流れ出してしまう。子供たちとサンデー先生はこの島で暮らし始めるが島には次々とへんてこな人が訪れ、またひょうたん島も奇妙奇天烈な所に流れ着いて事件が起きる。 |
ドン・ガバチョ |
トラヒゲが持ってきたテレビからこぼれ落ちてきた政治家。イギリカ国のドンドン市出身でひょうたん島の初代大統領となる。「みなさ〜ん」と大声を上げては事あるごとに演説を行うため周囲からは煙たがられ、また名誉欲に駆られることも多いが責任感は強い。 |
サンデー先生 |
子供たちの世話をする美人教師。情にもろく、いつも子供たちのことを心配しているため、やや教育熱心すぎるところも。反面男勝りな所もあり、薙刀は五段の腕前で怒ると手が付けられない。ダンディーのことを「ダンデーさん」と呼んでおり、彼をしたっているが本人からは苦手とされている。口癖は「んッ,まあ!」で、好物はきんぴら牛蒡。 |
博士 |
物語の語り手。通信簿は5段階評価でオール6、テストは1600回連続満点の記録を達成というあらゆる学問に通じた超天才少年。垂れ目の眼鏡をかけている。子供たちのリーダー的存在だが、些かペダンチックな側面があり、知識を滔々と得意げに捲くし立てて仲間から顰蹙を買うなどやや世情に疎い面もある。 |
トラヒゲ |
ひょうたん島にイカダで流れ着いた片目の海賊。膨大な物品(盗品)を所持しており、それを元手にトラヒゲデパートを経営している。がめつい性格で猛烈なケチンボ。しかしいざとなると人の良さや情のもろさが出て、なかなか金儲けはできない。一応海賊なのだが、海賊小学校を放校されたり、海賊友の会の会費を20年分滞納していたため除名されたりしている。 |
ダンディ |
シカゴギャング出身。マシンガンから大砲、果ては水鉄砲まであらゆる飛び道具を使いこなしさらに剣術も得意。口笛も上手い。飛行機で護送される最中に脱出して傘でひょうたん島に降り立ち、そのまま住民に。上述の通り元ギャングであり、そのことを隠すため付け髭をつけていた。容貌・行動共にニヒルでクールだが情に厚い面もあり、トラヒゲの大金庫に閉じ込められた子供達(それとムマモメム)を助けるために付け髭を外し正体を明かす。 |