緑豊かな「やまびこ村」のかっぱ池に河童の家族が住んでいて、その頭には皿ではなく花が咲く「はなかっぱ一家」の物語。アニメ版では、オリジナルの悪役として黒羽根屋一味が登場し、その黒幕である黒羽根屋蝶兵衛がはなかっぱ一族が咲かせると言われる若返る植物「わか蘭」を使い、自分が若返るためがりぞーとアゲルちゃんに「わか蘭」を取ってくるように命令する。大抵失敗したか違う植物を持ってきた際はがりぞーに激怒し、「明日のオヤツはなーし!」と言い放つのが定番となっている |
はなかっぱ |
この物語の主役で頭に花が咲いている河童の一族の男の子。頭には「とりあえずの花」が咲いており、そこから実在するものから不思議なものまで実に色々な植物を咲かせることができるが、中々思い通りのものを咲かせることが出来ず、たまにはす次郎と特訓している。 |
ももかっぱちゃん |
この物語のヒロイン。頭に花が咲いている河童の一族の女の子で、やまびこ村のアイドル的な存在。はなかっぱ同様、頭に色違いのとりあえずの花が咲いており、様々な花を咲かせる事ができる。 |
アゲルちゃん |
蝶兵衛の孫娘で、影のヒロイン。がりぞーの手伝いをしているが、いつも失敗に終わる。我が儘で自由奔放極まりなく上からの命令もそれほど重要視していないが、なんやかんやでがりぞーの事を気にかけており、大グモから助けたり、オヤツであったせんべいを半分分けてあげたりしている女の子。 |
がりぞー |
蝶兵衛の子分。虫を思わせる見た目や、たまに語尾に「〜カ」を付けたり、笑い声が「カッカッカッカ」であり、背中の羽で飛ぶ時に「プ〜ン」と言っていることから蚊をモチーフにしていると思われる。蝶兵衛の命令で変装してはなかっぱに近づき、あの手この手ではなかっぱに「わか蘭」を咲かせて奪おうとするが、いつも失敗して大目玉を食っている。 |