「ドラゴンボールZ」は1989年4月から1996年1月までの長期にわたって291話が放映されたアニメで、「ドラゴンボール」「ドラゴンボールGT」を含めたドラゴンボールシリーズ3部作の第2作にあたる。 この作品はシリーズの中でも特に人気を誇り、2005年になってから全話収録のDVDが発売されたり、新作フィギュアが発売されたりしている。 ストーリーは、大人になり子供もできた主人公の悟空が、仲間たちや子供の悟飯とともに数々の強敵と戦っていくものであり、劇場版も数多く製作されている。 ちなみに「ドラゴンボールZ」というのはアニメだけで、原作では最終回までドラゴンボールだった。原作はDrスランプなどの作品がある鳥山明で、彼の好きそうな中国カンフウ世界で繰り広げられるドラゴンボールをめぐる大冒険だったものが、いつの間にか、たんなる格闘漫画になってしまった。ドラゴンボールZはこの格闘マンガになってから、原作終了まで(TVではオリジナルストーリーもある)を描いていて、話が進むにつれていわゆる敵の強さのインフレ現象を引き起こしていた。 |
超孫悟飯 |
孫悟空と、牛魔王の娘であるチチとの間に生まれた地球人とサイヤ人の混血である。父親である孫悟空以上の潜在能力を持つといわれている。父親である悟空との修行の中で超サイヤ人に変身できるようになった。その後、セル完全体との戦いの中で人造人間16号を破壊されたことをきっかけに、とても好戦的な超サイヤ人2に変身した。 |
スーパーサイヤ人 孫悟空 |
地球育ちのサイヤ人で、サイヤ人名はカカロット。シリーズ全体を通じて主人公をつとめる。瀕死の状態から回復するたびに戦闘能力が向上するという特性をもち、フリーザとの戦いの中では親友のクリリンを殺されたことをきっかけにスーパーサイヤ人へと覚醒した。 |
超トランクス |
ベジータと地球人であるブルマとの間に生まれた。人造人間による悲劇的な運命を変えるため、未来からやってきた。現代に来た時点で超サイヤ人への変身能力を有していた。 |
超ベジータ |
孫悟空と同じサイヤ人でベジータ星の王子。孫悟空をライバル視する。もともと戦闘好きで残忍な性格ではあったが、孫悟空に敗れてからは孫悟空を超えるという目標をもちつつ共闘することも多くなっていく。その後、どうしても孫悟空を越えられない悔しさから超サイヤ人に覚醒する。 |
ピッコロ |
初めはピッコロ大魔王と名乗り悟空と死闘を繰り広げるが、悟空に倒されそうになってから口からタマゴを吐き出し、若返ることに成功する。もともとはナメックという星の出身であり地球には大魔王の分身である「神」がいる。若返ったピッコロは、悟空との死闘を経て悟飯の師匠となる。後に神やナメック星の戦士との融合を行い地球を守る戦士となっていくが、同時にメインで戦うことも少なくなり、バトルの解説者のようになっていく。 |
セル完全体 |
ドクター・ゲロが開発した人造人間で、武道の達人たちの様々な細胞を組み合わせて出来ている。悟空たちの仲間もその中に含まれているため、彼らの必殺技も使える。完全体とは他の人造人間(17号・18号)を吸収した姿。 |